イギリス英語とアメリカ英語の違い ~文法編~
ブリティッシュ英語とアメリカン英語の違い、文法のルールにも違いがあります。今回は【文法】の違いに焦点を当ててみましょう。
これらの違いを理解して、意識的にイギリス英語の文法を使うようにすると、より一層ナチュラルなイギリス英語を話すことができるのでないでしょうか。
今回は例文とともにその違いをいくつかご紹介します。
文法の違いの例:
1) 現在完了時制の違い
「○○したところだ」という「完了」を意味する時、イギリス人は現在完了形をよく使いますが、アメリカ英語ではただの過去形を使います。アメリカでは現在完了形=経験(○○をしたことがある)と考えるようです。
イギリス英語:I’ve just finished my homework. (私はちょうど宿題を終えました。)
アメリカ英語:I just finished my homework.
2) Have/ Have got~の違い
イギリスでは所有の意味する’Have’に、’Have got’をよく使います。
(Gotがgottenではないところにも気をつけましょう。下記3)をご参照ください。また、forgetもイギリス英語ではforgot、アメリカ英語ではforgottenとなります。)
イギリス英語:I have got a pen/ Have you got a pen? (あなたはペンを持っていますか?)
アメリカ英語:I have a pen/ Do you have a pen?
3) 「Get」の使用
イギリス英語では過去分詞に過去形と同じ「got」を使い、アメリカ英語では「gotten」を使います。
イギリス英語:The situation has got better in the last few months.
アメリカ英語:The situation has gotten better in the last few months.
4) 「shall」の使い方
イギリス英語では「shall」という助動詞は「○○しましょう」という意味で、「will」の代わりにも使われます。
イギリス英語:I shall be home tomorrow. (明日家に帰ります。)
アメリカ英語:I will be home tomorrow.
5) 集合名詞
イギリス英語では集合名詞は複数扱い、アメリカ英語では単数扱いとなります。アメリカでは家族は一つ、グループは一つという考えかたのようです。
イギリス英語:My family are in Japan. (私の家族は日本にいます。)
アメリカ英語:My family is in Japan.
実際にその違いを聞いてみましょう!
3回にわたりイギリス英語とアメリカの英語の違いについてみてみました。どれだけ理解できたか、実際イギリス英語とアメリカ英語を聞いて確かめてみましょう!これらの映画では典型的なイギリス英語・アメリカ英語を聞くことができますよ。
<イギリス英語> “Love Actually” (ラブ・アクチュアリー) – この映画はロンドンを舞台に繰り広げられる恋愛ドラマです。様々なイギリスのアクセントや表現が登場し、イギリス英語の多様性を楽しむことができます。
<アメリカ英語> “Forrest Gump” (フォレスト・ガンプ) – トム・ハンクスが主演するこの映画は、アメリカの南部を舞台にした感動的なストーリーです。アメリカ英語の一般的な表現やアクセントを楽しむことができます。
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