English in Conversation 1: ネイティブの会話で役立つ英語フレーズ10選
英語を勉強していると、単語や文法は分かっているのに、実際の会話になると「こういうとき、英語では何と言えばいいんだろう?」と迷うことがあります。特に難しいのが、相手の話に自然に反応するための英会話 フレーズを見つけることです。
残念な知らせを聞いたとき。もう一度言ってほしいとき。誘いをやんわり断るとき。相手の意見に「なるほど、それなら分かる」と伝えるとき――。こうした場面では、難しい英語よりも、短くて自然な決まり文句を知っていることが大切です。
今回の English in Conversation 1 では、YouTube Shortで紹介した10の表現を、例文やニュアンス、そして特に大切なイントネーションにも注目しながら、もう少し詳しく見ていきます。
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YouTube Short「10 useful conversational English phrases」を観る →1 “I’m sorry to hear that.”
「それはお気の毒に」「それは大変ですね」
相手からつらいことや残念な知らせを聞いたとき、まず使えるのが “I’m sorry to hear that.” です。相手に対する共感を示す、とても自然な表現です。
A: My mother’s in hospital. She had a fall.
(母が入院しているんです。転んでしまって。)
B: Oh, I’m sorry to hear that.
(ああ、それは大変ですね。)
ここで注目したいのが、最初の “Oh” です。少し驚いたように Oh… を加えることで、表現全体が柔らかくなり、相手の話を受け止めていることも伝わります。もちろん、その後に何と言えばいいかは難しいものです。これはネイティブスピーカーにとっても同じです。でも、まず共感を示す一言として “I’m sorry to hear that.” と言えば、間違いありません。
2 “Sorry, what was that?”
「すみません、今何と言いました?」
相手の言った言葉がよく聞き取れず、もう一度言ってほしいときに便利な表現です。聞き取れなかった原因は、相手の発音かもしれませんし、周囲がうるさかっただけかもしれません。理由が何であれ、特定の言葉や発言をもう一度聞きたいときに自然に使えます。
ここではイントネーションが重要です。
Sorry, what was ↗ that?
声は自然なトーンから始まり、最後の “that” の部分でぐっと上に向かうイントネーションになります。この表現の丁寧さは、単語そのものだけではなく、声の調子によって生まれます。
3 “It’s no big deal.”
「大したことじゃないよ」「気にしないで」
相手が謝ってきたものの、自分としてはまったく深刻なことではない場合、相手を安心させるために “It’s no big deal.” と言えます。たとえば、ちょっとしたミスについて相手が Sorry! と言ったとき、It’s no big deal. と言えば、「そんなに気にしなくて大丈夫」というニュアンスになります。ここでも声の調子に注目してください。少し高めの音から入り、最後は下がります。
【次の2つの表現について】
次の2つは、相手からの提案、申し出、誘いなどに対して、返事を保留する場合と丁寧に断る場合の表現です。
4 “Let me get back to you on that one.”
「その件は、あとで返事します」
すぐに答えられないときに、返事を保留する便利な表現です。
A: How about a meeting next Wednesday at 1?
(来週水曜日の1時にミーティングはどうですか?)
B: Let me get back to you on that one.
(その件は、確認してから返事します。)
実際の会話では “Let me” がかなり速く発音され、“lemme” のように聞こえることもあります。
5 “I’d love to, but I’m afraid I can’t.”
「ぜひそうしたいんですが、残念ながら無理なんです」
相手の誘いや提案を、はっきりと、しかし丁寧に断る表現です。相手の親切や尊重しながら、柔らかく断るための非常によく使われるフレーズです。通常は、この後に簡単な理由を付け加えます。
A: Coming for drinks tonight?
(今夜、飲みに来る?)
B: Sorry, I’d love to, but I’m afraid I can’t. I’ve already made other plans.
(ごめん、ぜひ行きたいんだけど、残念ながら無理なんだ。もう別の予定が入っていて。)
ここではイントネーションがジェットコースターのように上下します。低いところから始まり、上がって、また下がります。そして to のところで少し上がることがあります。この上昇は、「この後に but… が来ますよ」というサインにもなっています。
6 “Sounds good to me.”
「いいね」「それでいいよ」
5番が丁寧な断り方なら、6番は相手の提案や計画を気持ちよく受け入れる表現です。同じ場面で比べてみましょう。
A: Coming for drinks tonight?
(今夜、飲みに来る?)
B: Sounds good to me.
(いいね。)
この場面では、先ほどの表現の一部を使って I’d love to. (ぜひ。)と言うこともできます。
(※ちなみに、単体で言う “I’d love to.” は熱意のある「Yes!」を意味しますが、今回の5番のように “I’d love to, but…” と続けると「お断り」になる点に注意しましょう。)
ただし5番との違いはイントネーションです。
I’d love to. ↘
ここでは最後がしっかり下がります。上げてしまうと、「でも……」と何か続きそうに聞こえる可能性があります。
【最後の4つの表現について】
ここから最後の4つは、相手の考えや意見にどう対応するかに関する表現です。
7 “So what you’re saying is…”
「つまり、あなたが言っているのは……ということですね」
相手から長い説明を聞き、大体は理解できたけれど、本当に正しく理解しているか確認したい――そんなときに使います。相手の話のポイントを自分なりにまとめ、その前にこのフレーズを置きます。
A: So what you’re saying is we need to sort out this problem first before we sort out the other problem. Is that right?
(つまり、もう一つの問題に取りかかる前に、まずこの問題を解決する必要がある、ということですね?)
B: Exactly.
(その通り。)
ビジネスのミーティングなどでも非常に役立つ表現です。単に分からないと言うのではなく、「私はこう理解しましたが、合っていますか?」と確認できます。
8 “Actually, you’re right.”
「考えてみたら、あなたの言う通りですね」
これは、相手の意見に最終的に納得したときの表現です。英語では、相手の考えや意見にだんだん納得することを come round to someone’s idea/opinion などと言います。“Actually” と “you’re right” を組み合わせることで、「今あなたの話を聞いて、そうだと気づいた」というニュアンスが加わります。
A: British food is awful.
(イギリス料理ってひどいよね。)
B: That’s a bit much! What about a roast dinner?
(それは言いすぎだよ!ローストディナーはどうなの?)
A: Yeah, but everyone these days loves a Chinese or an Indian takeaway.
(でも今はみんな中華とかインド料理のテイクアウトが好きじゃない?)
B: Actually, you’re right. Maybe our traditional food lacks strong flavours.
(確かに、言われてみればそうだね。イギリスの伝統料理は味のインパクトが弱いのかも。)
9 “Fair enough.”
「なるほど、それなら分かる」「それなら納得だね」
相手から少し予想外の答えが返ってきたものの、理由を聞けば「それも妥当だ」と納得できるときに使います。
A: Are you going to do your homework now?
(今、宿題やるの?)
B: I’ll do it after dinner.
(夕食の後にやるよ。)
A: Fair enough.
(それなら納得だね。)
もう一つ見てみましょう。
A: Did you go to Rome in the end?
(結局ローマには行ったの?)
B: No, we stayed on the coast. The weather was just too hot.
(いや、海岸のほうにいたよ。とにかく暑すぎて。)
A: Fair enough.
(なるほど、それなら納得だね。)
Fair enough は日本語に一語でぴったり訳しにくい表現ですが、それだけに覚えておくと会話がぐっと自然になります。
10 “That’s a fair point, but…”
「それはもっともですが……」
最後は、丁寧に反対意見を述べるための表現です。相手の言っていることには一理ある。でも、それでも自分は同意しない、あるいは別の見方をしている――そんなときに使えます。
A: Look at all the positive comments he’s getting on Instagram.
(Instagramで彼に寄せられている好意的なコメントを見てよ。)
B: That’s a fair point, but most comments are coming from TikTok, and they are far from positive over there.
(それはもっともだけど、コメントの大半はTikTokから来ていて、そっちでは好意的とはとても言えないよ。)
ポイントは、いきなり “But…” と反論しないことです。まず “That’s a fair point” と言って相手の意見の妥当性を認め、そのうえで “but…” と自分の考えを続けます。意見が食い違う場面でも、会話を対立的にしすぎない便利な表現です。
まとめ:自然な会話は「短い反応」から
今回の10表現に共通しているのは、どれも文法的にはそれほど難しくないということです。でも、自然な英会話では「何を言うか」だけではなく、いつ言うか、どんなニュアンスで言うか、そしてどんなイントネーションで言うかが重要です。
特に、
• I’m sorry to hear that.
• Sounds good to me.
• Actually, you’re right.
• Fair enough.
のような短いフレーズを自然に使えるようになると、会話の流れがずっとスムーズになります。
まずは10個全部を一度に覚えようとせず、「これは使えそう」と思った表現を2〜3個選んで、実際の会話で試してみてください。発音やイントネーションは、ぜひ動画でも確認してみましょう!
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